この記事では、ドンキホーテの仕入れノウハウを基礎から応用まで解説していきます。
せどりで1番の悩みは、仕入れが出来ない事。
何を仕入れたら稼げるのか分からないし、どこからリサーチしていけば良いか分からない。
また、せっかく仕入れた商品が軒並み値下げ競争によって損切りばかりになっている。
そんな悩みを持っているあなたにこそ、ドンキホーテせどりをお勧めします。
ドンキホーテは見るべきところを覚えてしまえば、非常に効率よく立ち回れますし
取り扱っている商品ジャンルも多種多様で、値付けも店舗ごとの差が大きいです。
つまり、せどらーごとに見るジャンルも人それぞれだし
全国統一価格のセールなども少ないので、値下げ合戦も起きにくいという利点があります。
ドンキホーテ仕入れを覚えて上手に応用していけば
せどり初心者から月商数百万超えの上級者まで、ずっと利用できる店舗になりますので
ドンキホーテを上手く活用して売上を伸ばしていきましょう!
ドンキホーテはせどり初心者から上級者まで使える仕入れ先
ドンキホーテは、せどりの入門店舗というイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
取扱い商品が多種にわたり、せどり初心者にとって最初の取っ掛かりとしては非常に仕入れがしやすいです。
もちろん初心者には絶対に利用してもらいたいですが
実はせどり上級者でもドンキホーテの仕入れを続けている方は少なくありません。
実際に僕も、現在は月商500万円ほどで法人化し自動化してますが
今でもドンキホーテはよく利用する仕入れ先になります。
正直言えば、コストコよりも簡単で収益を上乗せするには持ってこいの店舗になります。
と言うのも、
ドンキホーテはアピタや驚安堂などのグループ店舗を含めれば日本全国で583店と店舗数が多く
更に、それぞれの店舗毎に独立採算制を導入しているため
店舗毎、売り場毎に担当者が独自の値付けをしています。
なので、イオンやコストコなどの様に全国一斉セールなども少なく
A店では価格が高くて仕入れ出来なかった商品が、B店では価格が安く売られており利益が取れる
なんて事も頻繁にあるので、他のせどらーと仕入れで差別化しやすく値下げ競争も起きにくいと言う事になります。
また、売り場担当者が裁量権を持っているので
店員さんと癒着することで、ずっと同じ商品をリピート仕入れ出来たり
本来ならドンキホーテで取り扱いの無かった商品でも問屋から取り寄せてもらう事も可能です。
初心者はまず、スポット仕入れできる利益商品を探す事から始めていき
慣れてきたら売り場担当に声をかけて癒着を狙い、リピート仕入れや取り寄せしてもらえる様に持っていけば
同じ店舗から毎月同じ商品を追加発注して受け取りに行くだけと言った『時短仕入れ』に変えていくことが容易に出来ます。
ドンキホーテの特徴を理解して効率よくリサーチしよう
先ほどもお伝えしたように、ドンキホーテは独立採算制と売り場担当の裁量権によって取り扱い商品や値付けがされています。
他にも、『圧縮陳列』と言う特徴があります。
ドンキでは坪あたりの売上を上げる様に意識した陳列をしているため、
他の店舗では考えられないほど商品でごった返していますよね。
売り場担当は、与えられた売り場面積でどれだけ効率よく売上を上げるかで成績が決まるので
担当者のセンスによる商品選定や陳列方法が店毎に違っています。
例えば、売り場のエンド
こういった場所では売りたい物を正面や目に止まりやすい高さの目立つ部分に持ってくるのが定石です。
逆に、売れ残りや在庫が少ない商品、低単価商品などは目立たない場所や空いているスペースに追いやられている事が多いので
通路から見えやすい部分だけではなく、目立たない場所で埋もれている商品に目を向けていくのがコツです。
また、驚安などの分かりやすい値下げ商品でお客を寄せて、売りたい商品や処分品をその近くに配置して合わせ買いを狙っている事もよくあるので
驚安POPで利益が出ないからと言って諦めるのではなく、周りにある通常POPなどもリサーチすると良いです。
何を狙っていくのか決めてリサーチすると良い
ドンキはとにかく商品数が多いです。
更にごちゃごちゃした圧縮陳列によって、慣れないうちは売り場を見ているだけでも目がチカチカしてきますよね。
初心者のうちは『何をどこから見たら良いのか分からない』と言うのが悩みではないですか?
そんな時は、まず自分がどんな仕入れをしたいのか整理していきましょう。
・売上を上げるために高単価商品を狙いたい
・できるだけ少ない資金で月に数万円稼ぎたい
など、人それぞれ目標売上って違うと思います。
毎月数百万の売上を上げたいのであれば高単価の家電やゲーム、アウトドア用品などが良いです。
何百万もの売上は必要なく少ない資金で毎月数万円の利益を目指したいのであれば、食品やヘルビなど。
自分が目指していく売上に応じたジャンルを重点的にリサーチしていきましょう。
食品を一通りリサーチしきってから、日用品やヘルビなどの定番商品へと広げていくのが最も簡単だと思います。
ドンキホーテのリサーチ方法
ドンキでのリサーチは、店舗毎にクセが違うので
そのクセを把握するまでは、極端に言えば全部見る事なんですが...
最初から全部見たり、ドンキを全頭リサーチするのは苦行だと思うので
・驚安
・エンド
・棚上・棚下
・特設コーナー
・ガラスケース内
など、最初のうちはある程度絞ってリサーチしていくのが良いです。
あとは自分がリサーチするジャンルに応じて見るところが変わってくるかなと。
家電やおもちゃを狙うのであれば、驚安などのPOP、棚上・棚下などに追いやられた商品、ガラスケース内は必ずリサーチしましょう。
ヘルビであれば、驚安などのPOP、ケースごと山積みになっているコーナー、エンドの目立たない部分に追いやられた商品などを重点的にリサーチすると良いです。
食品や日用品では驚安はもちろん見ますが、通常値札でもセット売りやアソート売りで利益が出せる商品が多くあるので
定番商品の棚をひとつひとつリサーチしてリスト化していくと良いです。
最初は大変な作業ですが、リピート構築さえしてしまえば毎月在庫を追加するだけになるので後から楽が出来ます。
ドンキは店舗ごとの価格差が大きいので、とにかく店舗数を回って見ることがポイントです。
基本的にはMEGAドンキなど単純に取り扱い商品数の多い大型店舗から回っていくのが良いですね。
実際に仕入れ出来る商品
実際、どんな商品が仕入れ出来るのか
いくつかの事例を上げていくのでリサーチの参考にしてください!
ドンキの仕入れでは
・セット売り
・バラし売り
・レジ落ち
を狙っていくことで、ライバルが見落としている商品を仕入れられ
さらに出品者が増えにくいので値下げ合戦も起きにくく安定した販売ができます。
食品
食品は、定番棚からセット売りやアソート売りなどの通常価格で利益を出せる商品を探すのが良いですが
手っ取り早く利益商品を見つけるなら、売り場で目立つ様に置かれている山積みや驚安から見ていくのもアリです。
バーコードを読み込んでも、基本的には単品カタログが出てくるので一見すると利益が出ない様に思うかもしれません。
ですが、他のせどらーも同じ様にリサーチしてツール上に表示された利益しか見ていませんので、
そこはリサーチに一手間かけて、セット商品やアソート商品をキーワード検索などにより探してみましょう。
ツールでは分からない商品カタログを見つけることでライバルと差別化でき、安定して収益を出せる様になります。
例えばこんな驚安商品
↓
これは驚安でかなり安く売ってましたが、通常価格でも普通に利益の出る商品です。
単品でリサーチしても利益が出なかったり薄利で送料負けしてしまいますが
Amazonでキーワード検索してみましょう。
そうすると、色々な商品カタログがある事が分かると思います。
この様に、ツールでは表示されない商品カタログを見つけることにより
バーコードを読み込んで差額を追いかけているだけのライバルせどらーが気付かない商品を仕入れる事ができます。
また、通常価格で利益が出ると言う事はいつ仕入れても利益が出せるので、リピートして追加発注するだけの仕入れに切り替えていけますね。
ヘルビ
ヘルビも同じ様に、目立つ山積みやエンド、驚安や限定品などから見ていけばOKですね。
ヘルビは季節限定の商品も多く、季節の変わり目に商品の入れ替えが毎回起こるので特価になりやすいジャンルです。
分かりやすいところで言えば、夏には制汗剤や虫除けなどが多く、冬には保湿系や保温系商品が多いですよね。
季節の終わりには処分特価で売りだされるので、毎年その時期になると仕入れができる商品も多くあります。
ヘルビ関連は、セット売りなどの商品知識をつける事でリサーチの効率化が出来るようになるので
最初は何も見つからなくても、メゲずに何店舗も回って価格差を見つけられるようにしましょう。
家電
家電は驚安、展示品、処分品、ガラスケース内を重点的にリサーチしていくと効率が良いです。
特に、ガラスケース内は多くのせどらーがリサーチしなかったり見落とす部分でもあり
ガラスケース内には思わぬ高利益商品が残っているため、面倒くさがらずに必ずリサーチしましょう。
この様に、ガラスケース内をちょっとリサーチするだけでも取りこぼされた商品を見つける事ができます。
季節商品
季節の終わり目に処分特価で販売される商品も良いです。
季節物は店舗は早く売り切りたいから安くしてきます。
季節が過ぎても需要は一定数あるのですが、店舗で買えなくなるのでネットでは相場が上がり売れ行きも良いです。
例えば、以下のような夏物商品
店舗側は商品を入れ替えたいので特価で処分するため店舗から在庫がなくなります。
しかし、11月ごろでも普通にそうめんを食べる人は沢山いますよね。
こういった需要と供給の差を利用すると、簡単に利益が出せる様になります。
実際にこのめんつゆも9月の1週目に仕入れて、年末までに600本以上販売しました。
倉庫市
他にも、『倉庫市』と言って処分特価品を特設コーナーにして大々的にセールをやっている事もあります。
この倉庫市、決算期の6月前後にやっている事が多いですが、店舗によって開催時期が違ったりしているので
意外と値下げ競争が起きにくいです。
見かけたら激アツセールになるので、必ずリサーチしましょう!
LINE登録で独自セールやクーポンをゲット
ドンキは店舗ごとに公式LINEの配信をしています。
配信頻度は店舗によって異なるので、行ける店舗は全て登録するようにしましょう。
(店舗の出入り口などにポスターが貼ってあるかと思います。)
LINE登録のクーポンはもちろんお得ですが、
何よりも店舗独自のイベントやセール情報の頻度によって、その店舗が売上を上げるのに積極的な店舗なのかそうでは無いのかの判断基準になります。
要するに、LINEの配信頻度が多い店舗ほど仕入れしやすい店舗であると言えますね。
ぜひこういった情報も上手く活用して、効率よく店舗を回れるようにしましょう!
まとめ
この記事では、ドンキホーテ仕入れの基礎から応用まで解説しました。
これからドンキ仕入れを初めていくのであれば、
①目標の売上に応じて狙うジャンルを決める
②基本的なポイントからリサーチしていく(驚安、エンド、棚上棚下、特設コーナー、ガラスケース内)
③ツール上に表示された情報だけを見るのではなくキーワード検索をする
④店員さんと仲良くなって癒着を狙っていく
⑤行っていない店舗にどんどん足を運び、店舗ごとの違いを覚えていく
これを繰り返し実践していけば、ドンキだけで月収10万円以上稼ぐのは難しくありません。
ドンキホーテはせどり初心者から月商数百万超えの上級者まで
ずっと利用できる店舗になりますので、ぜひ上手く活用して売上を伸ばしていってください!